織物と編物について

布は大きくわけると、織物と編物にわけられます。織物は、ご存知のとうり、デニムとかツイルとか、サテンとか糸と糸を織って作られたものです。これに対して編物はセーターなどのニットを思いうかべていただければいいのですが、こちらもその名のとうり編んで作られたものです。

ニット ジャージー はては、カットソーなんて呼び名まで最近あるので、どう違うのか考えてみたのですが、よくわかりません。確かなのは、生地の呼び名はニット ジャージーはあっても、カットソーと呼ばれることはないということです。ニットは、いわゆる編物全体の呼び名でもあるし、ニット、ジヤージーは本来、身ごろとか袖とかそれぞれの形に編み上げたものをつないで服を作るという工程で作られたものの総称でしょうか。それに対して、カットソーは、生地状に編み上げたものを、普通の洋服を作るように、切って縫って(CUT&SAW)、縫い代の始末をロックで仕上げたものを言っているのではないでしょうか。

そうすると、私たちが作るものはすべて、とりあえず、カットソーと呼べるみたいです。なんとなくかっこいい感じ。誰がいつから呼びはじめたのか知りませんが、そんなに以前からあった呼び名じゃないと思います。カットソーと呼べば、なんとなく、おしゃれなひびきですよね。それが狙いではないでしょうか。この理論でいけば、Tシャツだってカットソーだ。 そういえば、ジャージーだって、今や一人歩きしてますね。ジャージーといえば、すぐにトレーニングウエアみたいなのを想像します。ジャージーも服の方を一番に思い浮かべるようになれば、生地の編物はニットと表現するのがいいのでしょうか。