ビニールコーティング加工

ビニールコーティング加工は、その名のとおり、ビニールを生地に圧着(貼り付けた状態)して、丈夫で防水性のあるものを作ります。

私どもの商品は0.15mm厚さのつや消しのビニールを貼ってます。
ビニールだけだと弱いのですが、生地にビニールを貼ることで、結構強度がでます。バッグなどを作って、重たいものにも多少大丈夫です。広島市の市立図書館の貸し出し用のバッグ(本来、紙芝居の貸し出しなのですが、つい一緒に借りた本も一緒に入れてしまします。)がビニールではすぐにもち手のところが切れるということで、私どもの生地を加工して、全部お作りしたのは記憶にあたらしいです。

防水性にももちろん優れていますので、水仕事のエプロンとか、テーブルクロスに非常に便利です。ただし、間違っても洗濯機などの入れて洗ってはいけません。ビニールがはがれてしまいます。汚れはビニールの方を拭くだけにしましょう。なお、エプロン、バッグなど縫われた場合、縫い目には当然穴があいてしまうので、この箇所から水は入ってしまいます。どうしても困る場合は縫い目に防水スプレーをしてください。これで大丈夫です。

テーブルクロスなどは裁ち切りでもほつれませんので、そのまま使えて便利です。これからの季節、アウトドアでも活躍しそうですね。 ミシンの送りがスムースにいかない場合、押さえを変えるとか皆さん工夫してますが、私はミシン油をほんの少し縫い目に脱脂綿などで引いています。でもこれはくれぐれもつけすぎないようにしてください。ミシン目から油が入ってしまいます。袋ものなども縫い代始末ロックなしでもOKです。