ジーンズについて

今では、ジーンズという言葉は全世界共通の言葉の様に思いますが、1950年代は、確か、わが日本では、ジーパンという呼び名が普通でした。「太陽にほえろ」だって、「ジーンズデカ」じゃなくて「ジーパンデカ」でしたよね。1970年代からいつの間にかジーンズという言葉が定着して、今では、ジーパンなんておじさんしか使わない。いや、おじさんでも使わないか(笑)

ジーンズは簡単に説明してしまうと、ジーンという生地で作ったパンツという意味らしい。
ちなみに日本でチノパンとよばれているパンツはチノ(chino)という名の生地で作ったパンツだからチノーズ(chinos)で、フランネルズ(flannels)なら、フラノ地のパンツということです。

それでは、ジーンという生地は一体どういうものなんだ。私たちがよく使っているデニムとどう違うんでしょう。デニムズって言った方がいいような気がしますが、、そうですよね。

ジーン(Jean)とは一体どんな生地かと調べてみると、
ドリルほどには厚くない、スリーハーネスの綿織物で、右上がりの綾目を特徴とする
ドリル(drill)は、主として作業着などに用いられる、地厚で丈夫な綾織綿布のこと、
スリーハーネスは日本でいう「2/1(にいち)の綾」のことです。経糸(たていと)二本の間に緯糸一本通してゆく織りかたのことで、この繰り返しによって、右上がりの綾目があらわれます。この言葉は時として、「ブルージーンズ」の様に、デニムの代替語としてもちいられます。

デニムは糸染めの綿糸を使って2/1(にいち)の綾などに仕上げた、丈夫な、実用的な生地。標準的なブルーデニムは「ホワイトバックデニム」とよばれます。
そういえば、私たちのデニムとよんでいるものは、ホワイトバック(裏白)ですよね。
こうしてみると、裏白と呼ばれるということは、裏白でないものもあり、デニムというのは、ジーンと呼ばれるものの一部と解釈すればいいのかもしれません。

なんとなくジーンとデニムがおわかりいただけたでしょうか
でも、ジーパンって、ジーンズパンツの略だったのでしょうか、
また、疑問を残して、おわってしまいました。(笑)