キュプラって何?

キュプラは化学繊維のひとつで、裏地などに主に使われています。
主原料はコットンリンターといって、綿の種のまわりにはえている短い繊維ですが、高純度の木材パルプも使用します。
もっとも早くに誕生した再生繊維なんです。

特性

  1. 吸湿性と放湿性にすぐれる。
  2. 静電気がおきにくいので、まとわりつかない。
  3. 染色性がよく、光沢がいい。
  4. 他の繊維との相性もいいので、混紡、混織、交織も可能。
  5. 熱に強い。
  6. 濡れた時の強度など、耐久性にすぐれる。
  7. 肌触りがよい。

こうしてみると、悪いところはないみたいですね。
でも、しわにはなりやすいです。
それと、お値段が高いので、既製服などでは、ポリエステルの裏地を使ったものが多いです。
自分で作るときは、できるだけ、キュプラを使いたいものです。
よく聞くベンベルグは、たしかキュプラを作った会社の名前で、キュプラと同じものです。
旭化成の裏地は、ベンベルグと表示されて、有名ですね。