最近、注目されている地球に優しい繊維たち

1. オーガニックコットン

オーガニックコットンとは、殺虫剤、除草剤、枯れ葉剤などの化学合成農薬や化学肥料を3年以上使わない土壌で栽培した原綿を使い、各工場で出来るだけ化学薬品を使わずに処理した糸や生地で、肌と地球に優しい素材です。
色はちょっとブラウン。白い綿は、人間が作り出したものらしいです。

2. テンセル

テンセル(R) は世界初めての精製セルロース繊維です。
木質パルプを原料にし、製造工程においてはセルロース(繊維素)を分解せず、環境に影響を与える薬品などは使わず、パルプを溶かす溶剤もすべて回収して再利用する完全なリサイクルシステムを取っています。
そのため原綿製造時における廃棄物を外に出さず、とても地球に優しい繊維です。

3. ヘンプ

ヘンプは、麻の英語名です。電磁波を防ぐことを証明されて、注目をあびています。
日本では古代から一番なじみの深い繊維だった歴史がありますが、西洋の紡績が導入された頃から工場の大量生産に適さなかったため衰退してしまいました。麻の茎の繊維質から作られるヘンプ製品は、地球環境の問題も含めて、いま新たに大きな可能性を期待されています。

4. ケナフ

ケナフは成長が早いため、光合成を多く繰り返します。ケナフの光合成の速度を他の植物と比較すると、エノキの5倍、ヒノキの2.5倍となり、その分二酸化炭素をたくさん吸収します。
また、紙の原料にもなるケナフは、従来の木材資源を節約します。
これは、二酸化炭素の収入源である森林を守ることになります。