仕上げ加工のこと

織物は織っただけの状態では、風合いとかが悪いのでほとんどの製品で、仕上げ加工が行われています。これで、ずいぶん見栄えもよくなるし、いろんな特性をあたえられます。方法は物理的なもの、化学的なもの、最近のバイオテクノロジーの応用などがありますが、思いつく簡単なものを、あげてみました。

  1. 樹脂加工 防皺、ウオッシュ&ウエア 光沢 防縮など、
  2. サンフォライズ加工 防縮
  3. シルケット加工 綿の光沢や染色性の向上
  4. 防炎加工 燃えにくくする
  5. 撥水加工 水をはじく
  6. 防水加工 強い防水
  7. 抗菌加工 微生物の繁殖を防ぐ
  8. 防臭加工 においをおさえる
  9. カレンダー加工 生地の表面を平らにして、艶をだす
  10. 起毛加工 生地の表面を起毛
  11. 皺加工 強制的に皺を作る
  12. ワッシャー加工 洗って風合いをよくする

タバコのにおいをとるものとかもありますし、先日はニットでしたが、「防蚊加工」というのも見ました。文字どうり蚊を寄せ付けない生地のようです。
最近は皺加工されたものが多いですが、いろんな手段で手もみ皺とか、それぞれの風合いを特色としたものがたくさん出ています。
縫って、製品に仕立ててから洗いをかける、製品洗いも、今すごく多いですよね。
洗っただけでずいぶんイメージが違ってきますし、皆様もいろいろ試してみられてはいかがでしょうか。新しい雰囲気の生地を見つけられるかもしれません。